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この脚本家がすごい

日本の有名脚本家|大ヒットした代表作品と特徴・作風などを紹介

有名脚本家TOP11~20

次に、11位~20位に名前の挙がった有名脚本家を順に見ていきましょう。

11位:中園ミホ

中園ミホ(1959年7月~)さんは、「Doctor-X 外科医・大門未知子」「ハケンの品格」「やまとなでしこ」などの大ヒット作を手がけたヒットメーカーとして知られる脚本家です。

「私、失敗しないので」のセリフが有名なDoctor-Xの主人公・大門未知子、「伝説のスーパーハケン」であるハケンの品格の主人公・大前春子など、キャラクターの立った作品が多く見られます。また松嶋菜々子主演の「やまとなでしこ」が、視聴率34%の大ヒットとなったことから恋愛ドラマの名手としても知られます。

日本大学芸術学部卒業後、広告代理店に入社。同僚の代わりにノートをとるためにシナリオ講座に参加したことが脚本との出会いとなる。その後、会社を退社し、コピーライター、占い師などをへて、脚本家の田中陽造氏の清書係に。その後、脚本家の桃井章氏と知り合い、それをきっかけに1988年「ニュータウン仮分署」(EX)で脚本家デビュー。

代表作
<テレビドラマ>
「Age,35 恋しくて」(CX、1996年)
「やまとなでしこ」(CX、2000年)
「ハケンの品格」(NTV、2007年)
「はつ恋」(NHK、2002年、向田邦子賞受賞)
「Doctor-X 外科医・大門未知子」(2012年~、橋田賞受賞、「はつ恋」とあわせて向田邦子賞受賞)
「花子とアン」(NHK、2014年、東京ドラマアウォード賞受賞)
「西郷どん」(NHK大河、2018年)

12位:倉本聰

倉本聰(1934年12月~)さんは、「北の国から」「前略おふくろ様」などの大ヒット作で知られる大御所の脚本家です。1984年~2010年まで北海道富良野で脚本家や俳優志望者の育成塾「富良野塾」を開き後進の育成をしていたことでも知られます。

「前略おふくろ様」で、ゴールデンアロー賞、毎日芸術賞、芸術選奨文部大臣賞を、「北の国から」で向田邦子賞などを受賞、2000年には、紫綬褒章、2010年には旭日小綬章を受章しています。

東京大学入学後、俳優座で戯曲を書き始め、大学在学中に「鹿火」(青森放送)で、ラジオドラマの脚本デビュー。大学卒業後、1959年ニッポン放送に入社しディレクター・プロデューサーとして勤める傍ら「倉本聰」のペンネームで、「パパ起きて頂だい」(NTV、1959年)で脚本家デビュー。1963年同社を退社後フリーの脚本家に。

代表作
<テレビドラマ>
「前略おふくろ様」(NTV、1975年)
「北の国から」(CX、1981年)
「昨日、悲別で」(NTV、1984年)
「ライスカレー」(CX、1986年)
「優しい時間」(CX、2005年)
「風のガーデン」(CX、2008年)
「やすらぎの郷」(EX、2017年)

13位:野木亜紀子

野木亜紀子(1974年~)さんは、「空飛ぶ広報室」、「重版出来!」、「逃げるは恥だが役に立つ」などの漫画や小説を原作とした脚本や、「アンナチュラル」「MIU404」といったオリジナル脚本を手がけた脚本家です。手がけた作品がそれぞれ高視聴率を叩きだしました。

「アンナチュラル」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「獣になれない私たち」で向田邦子賞、「罪の声」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受章するなど数々の評価を受けています

日本映画学校卒業後、ドキュメンタリー制作会社に勤務。2010年「さよならロビンソンクルーソー」でフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し、同作品で脚本家デビュー。以降第一線の脚本家として活躍しています。

代表作
<テレビドラマ>
「ラッキーセブン」(CX、2012年)
「空飛ぶ広報室」(TBS、2013年)
「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS、2016年)
「アンナチュラル」(TBS、2018年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)
「獣になれない私たち」(NTV、2018年、向田邦子賞受賞)
「MIU404」(TBS、2020年)

<映画>
「図書館戦争」(2013年~)
「アイアムアヒーロー」(2016年)
「罪の声」(2020年)

14位:黒岩勉

黒岩勉(1973年~)さんは、「僕のヤバイ妻」や「マイファミリー」などのヒット作で知られる脚本家です。ミステリードラマや社会派ドラマを多く手がけています

青山学院大学卒業後、ラジオやテレビ番組の構成作家を経て、2008年フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作受賞。2009年の「世にも奇妙な物語」で脚本家デビュー。以来、主にフジテレビを中心に活躍しています。

代表作
<テレビドラマ>
「僕のヤバイ妻」(KTV、2016年)
「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(CX、2018年)
「メゾン・ド・ポリス」(TBS、2019年)
「グランメゾン東京」(TBS、2019年)
「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS、2021年)
「マイファミリー」(TBS、2022年)
「ラストマン-全盲の捜査官-」(TBS、2023年)

15位:山田太一

山田太一(1934年6月~ 2023年11月)さんは、「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」など数々の大ヒット作を生みだした脚本家です。

昭和時代には、倉本聰さん、向田邦子と並んでシナリオライター御三家と呼ばれていました。数々の受賞歴を誇り、脚本家として、芸術選奨文部大臣賞、向田邦子賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞するほか、小説家として小説「異人たちとの夏」で山本周五郎賞を受賞しています。

早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所に入社し、木下惠介監督に師事。助監督を経て、1965年に退社し、フリーの脚本家に。その後、名作を多数生みだし、第一線で長く活躍されていました。

代表作
<テレビドラマ>
「それぞれの秋」(TBS、1973年)、「高原へいらっしゃい」(TBS、1976年)、「さくらの唄」(TBS、1976年)、
「岸辺のアルバム」(TBS、1977年)
「獅子の時代」(NHK大河、1980年)
「想い出づくり。」(TBS、1981年)
「早春スケッチブック」(CX、1983年)
「ふぞろいの林檎たち」(TBS、1983年)
「シャツの店」(NHK、1986年)
「チロルの挽歌」(NHK、1992年

16位:岡田惠和

岡田惠和(1959年2月~)さんは、NHK連続ドラマ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」などの人気作で知られる脚本家です。

「若者のすべて」や「最後から二番目の恋」といったヒューマンドラマやラブストーリーまで幅広いジャンルのオリジナル作品を手がけています。手がけた作品は、「ちゅらさん」で向田邦子賞・橋田賞受賞、「奇跡の人」で文化庁芸術祭賞受賞など高い評価を受け、2019年には紫綬褒章を受章しています。

和光大学中退後、雑誌のフリーライター、音楽評論家、FMのDJなどを経て、1990年に「ドラマチック22 香港から来た女」(TBS)で脚本家デビューしました。

代表作
<テレビドラマ>
「南くんの恋人」(EX、1994年)
「イグアナの娘」(EX、1996年)
「ビーチボーイズ」(CX、1997年)
「君の手がささやいている」(EX、1997年)
「彼女たちの時代」(CX、1999年、芸術選奨新人賞放送部門受賞)
「ちゅらさん」(NHK、2001年、向田邦子賞・橋田賞受賞)
「最後から二番目の恋」(CX、2012年)
「泣くな、はらちゃん」(NTV2013年、日本テレビ)
「さよなら私」(NHK、2014年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)
「奇跡の人」(NHK、2016年、文化庁芸術祭賞受賞)
「ひよっこ」(NHK、2017年)

17位:井上由美子

井上由美子(1961年~)さんは、木村拓哉主演の「ギフト」「GOOD LUCK!!」や「14歳の母」「昼顔」など数々の話題作を手がけた脚本家です。

脚本における功績が高く評価され、芸術選奨新人賞や橋田賞など数々の賞を受賞し、2020年には紫綬褒章を受章しています。

立命館大学文学部卒業後、テレビ東京に入社。営業事務を経てシナリオライターを目指して退職。シナリオ作家協会のシナリオ講座などでの脚本修行を経て、1991年「過ぎし日の殺人」(CX)で脚本家としてデビュー。

代表作
<テレビドラマ>
「ひまわり」(NHK、1996年)
「きらきらひかる」(CX、1998年)
「北条時宗」(NHK、2001年)
「GOOD LUCK!!」(TBS、2003年)
「白い巨塔」(CX、2003年)
「14才の母」(NTV、2006年)
「マチベン」(NHK、2006年、向田邦子賞・芸術選奨文部科学大臣賞受賞)
「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」(CX、2010年)
「緊急取調室」(CX、2014年)
「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(CX、2014年)
「BG〜身辺警護人〜」(CX、2018年)

18位:森下佳子

森下佳子(1971年1月~)さんは、「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」などの数々のヒットドラマを手がけた脚本家です。

「ごちそうさん」で向田邦子賞、映画「花戦さ」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞しています。

東京大学文学部を卒業後、リクルートに入社し住宅情報誌の編集職を経て、脚本家を志し同社を退社。脚本家の遊川和彦が企画プロデューサーしていた「平成夫婦茶碗」の製作にプロットライターとして関り、脚本家デビュー。

代表作
<テレビドラマ>
「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS、2004年)
「白夜行」(TBS、2006年)
「JIN-仁-」(TBS、2009年)
「とんび」(TBS、2013年)
「ごちそうさん」(NHK、2013年)
「天皇の料理番」(TBS、2015年)
「おんな城主 直虎」(NHK大河、2017年)
「義母と娘のブルース」(TBS、2018年)
「天国と地獄〜サイコな2人〜」(TBS、2021年)
「大奥」(NHK、2023年)

19位:渡辺あや

渡辺あや(1970年~)さんは、NHK連続ドラマ小説「カーネーション」や「今ここにある危機とぼくの好感度について」などのヒット作で知られる脚本家です。

映画「天然コケッコー」で毎日映画コンクール脚本賞受賞、「火の魚」「その街のこども」で放送文化基金賞受賞など多数の受賞を誇ります。

1999年に映画監督岩井俊二のオフィシャルサイト内のシナリオ応募コーナーに応募し、「天使の目にも鏡」(「少年美和」に改題)が、映画プロデューサーの目にとまり、その後、映画「ジョゼと虎と魚たち」で脚本家デビューしました。

代表作
<テレビドラマ>
「火の魚」(NHK、2009年)
「その街のこども」(NHK、2010年)
「カーネーション」(NHK、2011年、ギャラクシー賞テレビ部門大賞受賞)
「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK、2021年、文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門 大賞受賞)
「エルピス-希望、あるいは災い-」(KTV、2022年)

<映画>
「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)
「天然コケッコー」(2007年)
「合葬」(2015年)

20位:金子ありさ

金子ありさ(1973年8月~)さんは、Netflix配信の「御手洗家、炎上する」、テレビドラマ「ナースのお仕事」、映画「電車男」など多くの話題作を手がける脚本家です。

日本大学芸術学部映画学科在学中より脚本作りを学び、1995年の大学4年時に「ときわ菜園の冬」でフジテレビヤングシナリオ大賞受賞。これを機に1996年「TOKYO23区の女」(フジテレビ)で脚本家デビューしました。

代表作
<テレビドラマ>
「ナースのお仕事3」(CX、2000年)
「Stand Up!!」(TBS、2003年)
「タイトロープの女」(NHK、2012年)
「花燃ゆ」(NHK大河、2015年)
「着飾る恋には理由があって」(TBS、2021年)
「御手洗家、炎上する」(Netflix、2023年)

<映画>
「電車男」(2005年)

まとめ

日本の有名脚本家の上位20位までを紹介しました。ここに名前が挙がっていなくても名作を生みだした脚本家(故・橋田寿賀子氏ほか)は、まだまだおられますが、「とりあえず今話題の作家の作品を見てみたい!」という方はぜひ、参考にしてみてください!

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